アメリカの兵法について2007/04/11 12:44

ブッシュ政権は兵法の基本を知らなすぎる。「敵を知り、己を知れば百戦あやふからず」であるが、ブッシュ氏が「悪の枢軸」と決めつけたイラク、イラン、北朝鮮に関して全くと言って良い程相手の研究をしていない。イラクでは泥沼化する一方であり、北朝鮮には思うがままに動かされている。日本政府は日米同盟の重要さを強調するが、真の同盟者は相手の誤りを忠告するものではなかろうか。アメリカの世界戦略に盲従するのではなく、おかしな處はキチンと言うべきではないか。

有識者とは?2007/04/25 19:04

有識者会議が又設置されるという。今度は集団的自衛権に関することだそうな。有識者会議を活用したのは小泉前首相である。しかし、有識者の選定は、全く首相の眼鏡にかなった人に限られるようだ。極端な反対論者はまず招集されないであろう。これでは意味がない。反対論者の意見も出し、場合によっては両論併記という形を取ることもあり得るような人選をしてこそ真の有識者会議と言えるのではないか。

憲法改正について2007/04/30 20:34

現憲法は、日本が資源も武力もない小さな島国であることを前提として作られた物である。当時の議会は圧倒的多数で承認しているのである。衆議院では反対は僅か4名に過ぎない。60年経って、日本は大きく変化しているのであるから、それに即応した憲法にするのは当然である。アメリカの押しつけ云々とは別問題である。

では、日本が資源のない島国であるにもかかわらず、経済大国として世界の有力国にのし上がっている現状を考える必要がある。この有力国となっている裏付けが何であるかをよく考える必要がある。これを維持強化する為に憲法を如何にすべきかを考えるのが重要と考える。

日本は武力に頼らずに敗戦から復興したのである。武力に関しては使わないことを前提とする現憲法の思想は大事である。他国の紛争に巻き込まれる恐れのある事態には関わりを持つべきではない。中国はあれだけの軍事力を持ちながら、自国外に軍を派遣することは殆どやっていない。それでも軍事大国と見なされているのである。集団的自衛権等という、他国の紛争に巻き込まれる恐れのある事項は使用を厳格に制限すべきである。

国際貢献に関して憲法の規定が必要であろう。日本が世界の有力国となっている長所を生かした貢献とすべきである。武力による貢献などもってのほかである。それは敗戦により生まれ変わった日本にそぐわない。

日本人の義務として、現在の繁栄をもたらしたものを維持向上する為に何を成すべきかを考え、それに必要なものは国民の義務として追加すべきであろう。

以上基本的な無荒老の考えを示す。