この国会を見た感じ2007/07/07 09:41

会期は決まっている。やるべきことも決まっている。与党は絶対多数である。

これで延長したり強行採決を繰り返したのは不手際の一語に尽きる。

政府与党はとにかく能率が悪い。 同じく要領が悪い。 同じく頭が固い。

予定外の事態が発生したり、想定外の問題が発生したら小回りがきかない。

選挙に不利なことばかりを繰り返している。

なにおか言わんや。

官僚→公僕2007/07/14 13:08

戦後一時ではあったが、「公僕(パブリック・サーバント)」という言葉が使われた。今これを復活させるべきだと思う。公務員は、国民の税金を有効に使うサービスに徹するもので、国民に奉仕するものと言うことである。

「官僚」という言い方をする時、どうしても国民を見下すような雰囲気が感じられるのではないか。これに対して「公僕」という言葉は、国民の為を第一に思う意識を高めるのではないか。

「公僕」に徹すれば、税金を国民の為に使うものという意識が徹底しやすい。言わんや無駄遣いや不当に使用するという場合にブレーキとなる。-「公僕にあるまじき行為」として糾弾することが出来る-。

マスコミなどで「官僚」という言葉を避け、「公僕」という言葉に改めてゆくことを提案する。これで公務員の意識改革につながれば幸いである。

皇国史観について2007/07/22 14:43

歴史とは、「史実を自己の主張に添って編集したもの」というのが無荒老の定義である。

日本では皇国史観を持つ人には特に偏った編集をする人が多い。都合の悪い史実を取り上げようとしない。

皇国史観論者は、その原則に固執するあまりいろいろな史実を無視することが多いのである。無荒老は少年時代に軍部より皇国史観を教育されたものである。今歴史を趣味として古今の本を読んでいるが、中世の歴史書の方が史実をよく見ている。

例えば承久の乱である。皇国史観では、後鳥羽上皇を正義としているが、南朝の忠臣北畠親房の「神皇正統記」でさえも後鳥羽上皇の愚挙として扱っている。そういえば、「神皇正統記」はその存在だけを習ったが、その内容はついぞ触れられなかったことを思い出す。

天皇も125代を数えるが、これだけおられると名君もおられるが、当然暗君といわれる方もおられる。中世の歴史書「神皇正統記」「愚管抄」は暗君を暗君として記述している。皇国史観は天皇は全て神として扱っているので、暗君の記述は無視する他はない。ところが暗君の存在が史実として無視できない事例もかなりあるのである。しかも多くの場合は、臣下が悪役を引き受けさせられているのである。

無荒老の経験から言えば、歴史教育で無視された史実に接する時、過去の歴史教育を大いに疑うようになるものである。

歴史を語る時「皇国史観」に陥ることは避けるべきである。

原油はまだ上がる2007/07/28 19:38

原油価格がまた市場最高値の話である。無荒老は近年中にバレルあたり100ドルになると見ている。

原油が100ドルになったら困るから何とかならないかと言うよりも、100ドルになったらどうするかを考えておく法がよいと思っている。

産油国や石油メジャーなどは、利益を最大にするように生産量を考えていると見ておけばよい。増産しない方が当面の利益になるとすればその方を選ぶのは間違いない。増産して値崩れをして損を出すくらいなら、資源を残しておく方が賢明な手段であるのは明らかである。

100ドルになるようであれば、スタグフレーション-不況下の物価上昇-が気になるところである。しかし、現在の主要国の指導者に原油価格に対する名案を持っている人はいないようだから、100ドルになった時の自己衛策を考えるのが賢いかも知れれれない。尤も100ドルで上昇が止まるという保証は何処にもない。100ドルは通過点である可能性も棄てられない。それも考慮の必要があるだろう。

自民党は人材不足2007/07/31 17:56

安倍首相は参議院選挙の結果に左右されずに政権を持続させるといい、これを支持する自民党関係者も多い。その理由の一つが「代わりが居ない」と言われている。

思えば昭和から平成の初期にかけて、自民党には総理総裁候補といわれる人材が綺羅星のごとくいた。勿論全てが首相になれたわけではなく、安倍首相の父君のごとく、志半ばで病魔に倒れて方もいた。ただ、ほんの少し前までは自民党内に総理総裁に値する人材に事欠かなかったのは事実である。

そうすれば自民党内には突如として人材が居なくなったと言うことである。人材が育たなくなったと言うことである。

このような状態では自民党は「長期低迷」に陥りかねない。ちなみに参議院では選挙ごとに後退している。

さて対策は?それは自民党員が考えることである。