憲法改正 ― 2008/05/03 19:14
無荒老は改憲論者である。ただし、その理由は通常言われている改憲論者と全く別のものである。
無荒老が改憲が必要というのは単に制定後60年が過ぎたからという単純なものである。
日本国憲法が制定された当時、日本は極東の小国であり、世界に影響を及ぼす力などなかったのである。この国をよくする為の方策の一つが憲法改正であった。
憲法改正の手続きは、明治憲法の規定どおりに行われ、衆議院と貴族院の圧倒的賛成で成立している。今の9条改憲論者につながる先輩もまた賛成票を投じているのである。
現在の憲法の下、日本は復興し発展したのは事実である。しかしその結果として憲法制定時と日本の国際的地位も変わったし、極東の状況も大きく変化した。
「米国の押しつけ」と言う改正論法があるが、「米国に迎合」という形の憲法改正であってはいけないのである。これは矛盾した論理と考えている。
9条を云々する前に、日本のあるべき姿である前文を国論統一すべきである。第二次大戦の敗戦国である日独ともに武力行使に関わりが少なかった故に復興し繁栄したのである。それを憲法改正に於いて忘れてはいけない。戦勝国の米国もソ連邦も戦争に関わっている間にその相対的地位を失いつつあるのである。
前文の国論を統一し、それに忠実に各条文を作成して現在の日本が更に発展する為の憲法とすることが肝要である。
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