後期高齢者が介護ボランティア2008/05/21 19:45

無荒老は後期高齢者である。この度介護ボランティアに参加した。

介護施設の入居者の中には無荒老よりも年下の方もいるようだ。自分が健康であることにまずは感謝。

仏教系の施設であるのでリハビリの一環として数珠繰りがある。此処では入居者がいろいろな宗派であることを考慮して各宗派の唱えごとをこき混ぜて数珠繰りを行う。仏教徒であることだけが共通であるが、入居者皆それには抵抗感はないようだ。

ボランティア仲間に聞くと、ボランティアは意義あることで実行しているが、自分は介護の対象になるような生活は送りたくないといっている。

ボランティアをしてみて感じたことは、厚労省の政策立案者が介護の現場をどれだけ知っているかが疑問に思えたことである。無荒労がボランティア活動をした施設は可成り整っていると思うが、これ以下のレベルの施設もあるであろう。厚労省の政策立案者は、もっとも劣悪な環境での介護施設でボランティア活動をしてみたらどうであろうか。いや、財布を握る財務省の役人もボランティア活動をしてみたらどうであろうか。

財政支出削減は必要であるが、何処を削減し、何処を増強すべきか。血の通った政策を考えて欲しいのである。