深夜タクシー→サマータイム ― 2008/06/08 19:11
中央官庁で官僚の深夜タクシーが問題になっている。これに対する対策がなんと貧弱なことか。
対策は深夜タクシーの利用だけに絞った発言が殆どである。これは問題の本質を見落とす。つまり「木を見て森を見ず」と言うことである。
兎に角深夜まで仕事をする風習が問題である。定時に帰宅するのが本来のあり方である。報道される状態が常態ならば次のいずれかが通常であろう。
1.過労死や過労による疾病者が続出する。
2.仕事を適当に引き延ばしている。出来るはずの時間に終わらせず適当に引き延ばしている。
このような実体を改善しなければ深夜タクシーの問題は根本的に解決するとは言えない。
一方でサマータイムが効果を上げる為の必要条件は「定時に仕事を止めて全員が退出する」である。一人でも居残りをすれば冷房も照明も止められないのである。
このように官僚の居残りを止めされなければ福田首相が如何に頑張っても官庁の省エネは出来ないのである。
中央官庁は、全員が定時退庁を目標に知恵を絞っては如何でしょうか。それで仕事が停滞したり国民に迷惑をかけることは意外と少ないと思いますよ。
人間長時間仕事をするようには出来ていないものです。短時間に集中して仕事をし、後はゆとりにあてるのが能率向上に適した手段です。
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