無荒史談96-天皇機関説考-院政時代 ― 2008/07/01 18:58
後三条天皇のご努力により、政治の主導権は摂関家より皇室に移った。ところで院政は摂関の代わりに上皇(法皇)が担当することになっただけで、天皇の地位には特に変化はなかった。二条天皇は天皇主導に固執されたが、夭折された為その志は実現しなかった。
この時代の天皇は皇太子並みである。権力は何もないと言える。
後白河、後鳥羽の両上皇の時代は、武家の政権と言ってもよく、上皇の意向すら通ることが難しくなっていたのである。
この時代は天皇も機関の役すら務めることが難しい時代と言える。
凶悪犯と責任能力 ― 2008/07/02 19:14
凶悪犯に対して責任能力を確かめる為ということで、精神鑑定が行われることが多い。
確かに精神鑑定結果で無罪や軽減が行われることが法律に明記されている。
ただ、この場合無罪で無条件で釈放してよいのであろうか。
このように精神判定結果が裁判で取り入れられた場合、精神科医院に強制的に通院ないしは入院させなくてはならないのではないか。そのような判決が出されるように刑法が改正されることを望む。
これは薬物中毒などの症状がない場合の処置である。
薬物中毒の場合はこれと異なる。既に国法を犯しているのであるから、薬物使用による心神耗弱などは認めるべきではない。逆により重い刑を科すように刑法を改正すべきであろう。
CO2削減について ― 2008/07/03 19:12
CO2削減についてその立案に対して提案したい。
世界第1位の米国と第2位の中国が責任を持ってCO2削減の為の計画を起案することである。なぜならこの両者が参加しなければ日本やEUがどんなに頑張っても成果は期待できないからである。
この両国がCO2削減の為にどれだけ痛い目をするのか、それに合わせて日本やEUが行動するのである。削減の量に若干の不満が出る提案となるであろうが。それはとりあえず我慢するしかない。
まずはこの両国にCO2削減に参加させることである。そのためには一時的にこの2国に下駄を預けるのが得策と考える。
日本やEUの排出量が0になっても世界のCO排出量は半分にならないのという現実を見て考えるべきであろう。
この両国も参加できる体制を作ってから次にさらなる削減の方式を作ることが出来るのではないか。「急がば回れ」である。
無荒史談97-天皇機関説考-武家政治時代 ― 2008/07/04 19:04
鎌倉、室町、桃山、江戸の各時代は、武家政治である。この時代の天皇の役割は武家の頭領に政治の全権を認めることだけである。ただ、この権限は絶大なものであり、その反対給付として、皇室の儀式や生活を全面的に支援しなくてはならなかった。足利幕府が衰えた戦国時代は、幕府がこの反対給付をする力が無くなり、皇室を初め諸貴族は貧窮のどん底に陥った。
南北朝時代の後醍醐天皇は、親政を志したが、実務の不手際は覆い隠すべき手段もなく、乱世にならざるを得なかった。
この時代も天皇は機関の役すらも出来なかったのである。将軍の任命の儀式、しかも次の将軍は武家の都合で決められている、だけが仕事であったのである。しかし、将軍は天皇から任命されなければ、部下の大名に睨みを効かせることは出来なかったのである。
こちらの引き上げは忘れては困る ― 2008/07/05 19:13
物価が上昇すると年金生活者は困るのである。この為の救済処置は年金の物価スライド条項である。
今の非常な勢いで物価が上昇しているから、多分年金の物価スライドがなされるはずである。
労働者諸君が物価上昇の後追いでベースアップを交渉するように高齢者はこのスライド条項が頼りなのである。
財務省の官僚諸君、これは確実に実行してもらいたい。各政党もこれは確実に守って欲しい。各政党もこれについて早く態度を明確にして欲しい。
遅くとも来年は衆議院選挙である。高齢者を冷遇するとその祟りがきついかも知れないのだ。
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