無荒史談96-天皇機関説考-院政時代 ― 2008/07/01 18:58
後三条天皇のご努力により、政治の主導権は摂関家より皇室に移った。ところで院政は摂関の代わりに上皇(法皇)が担当することになっただけで、天皇の地位には特に変化はなかった。二条天皇は天皇主導に固執されたが、夭折された為その志は実現しなかった。
この時代の天皇は皇太子並みである。権力は何もないと言える。
後白河、後鳥羽の両上皇の時代は、武家の政権と言ってもよく、上皇の意向すら通ることが難しくなっていたのである。
この時代は天皇も機関の役すら務めることが難しい時代と言える。
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