血液型と性格 ― 2008/07/25 19:11
血液型とその人との性格についていろいろ情報が流れている。
最近の新聞記事でそのからくりについて解ったことがある。
血液型と性格について統計的に調べたら何らかの関係を見出せるのかも知れない。
しかし、統計学的に重要である「寄与率」という概念を無視して議論が組み立てられている事も解った。
寄与率という言葉を正しく説明するのは容易ではないが、因果関係を支配する割合と考えておけばよいだろう。
実際のデータを見たわけではないのであるが、血液型が性格を決定する比率=寄与率は多くても数%であろう。1/5に達することはまずないと思われる。
つまり血液型で性格を云々することは、単なる遊技以外の何者でもないであろう。血液型で自分の性格について悩むのは止めてよい。また、それで決めつけようとする相手は軽蔑してもよいのだ。いわゆる血液型性格判断からずれていてもどうみても例外ではないのである。
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