解散時期は何時? ― 2008/10/04 18:59
衆議院の解散時期についていろいろ取りざたされている。ここて゜無荒老は早期解散はないと見ているのでその理由を述べる。
麻生総理はインド洋の給油活動の延長を言っている。ところがこの為の法案は成立までに60日以上掛かるのである。つまり参議院で否決されてから衆議院で2/3以上の賛成で再可決する必要がある。参議院での否決は衆議院から送付後60日後になるのは確実であるから衆議院での審議期間を含めると2ヶ月半くらいは掛かるであろう。しかも法案はまだ国会に提出されていないのである。
麻生総理は追加の景気対策の必要性に言及している。ところがその内容はこれから作成するという段階である。これが国会に提出されるのは可成り先になるであろう。
自民党自体の調査でも与党の過半数確保は困難との情報がある。つまり解散することは麻生総理はその職を失いかねないのである。ここで解散して政権の座から離れるか、解散せずに任期満了まで好機を待つのか。これは総理の胸三寸である。
今解散すればほぼ確実に負ける。任期満了まで粘っても勝てるという状況が到来する保証はない。しかし、今解散して政権を失うよりももう1年弱政権を保つという選択肢もあるのである。
こう見ると麻生総理がすぐ解散すると言うことを選択しない可能性も可成り高いのである。
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