アフガン支援に関して2008/10/07 19:03

アメリカがアフガン政府軍の強化費用を各国に分担するように要請したというニュースがあった。

これは他の状況と関連してみるとき極めてアメリカ自己中心な話である。

アメリカは金融不安の発信元であり、その対策のため多大の資金を必要としている。また、中東政策の失敗のために多額の資金を必要としている。これを友好各国に分担してもらおうという虫のよい考えを出したのである。

他の諸国と比較してまだ影響は警備であるとはいえ、今回の金融危機に対処するのに日本にそんなに余裕はないのである。資金提供するようなゆとりはないと言える。

資金不足の理由としてアフガンでの治安悪化が挙げられている。資金を供給する側としては、今までの作戦が誤りであったと認め、これを改善するための努力がなされているとの説明があってしかるべきである。軍機の面で詳細は示されなくても、そのような手段を取っているくらいは日本の納税者に解るようにして欲しいのである。

日本にとり国際貢献は必要であろう。しかし、それが如何に有効に使われているかは納税者の前に明らかにする手段が必要である。