無荒老人の放言録

先進国の定義はいろいろな国際機関ごとに異なっているそうである。

しかし、現在の所中国を先進国と見なしているものはないようである。

これは現実離れをしているとしか思えない。しかも。中国は「途上国」のふりをすることで利益を見いだそうとしていると思われる。これはかっての日本が先進国になることに苦労したのと逆の現象である。

先進国と途上国の区分に関して日本と中国はその戦略が対照的であると思う。

しかし、現実の問題から見れば、中国は「先進国」として扱うべきであろう。そうすることで地球温暖化、世界恐慌などで重要な役割を担ってもらわねば国際社会は困るのである。

世界一の外貨準備を持ち、世界一の貿易黒字国であり、自前の核軍備を持ち、自前の人工衛星を持ち、強力な軍備を持つ国が先進国と見なされないならば、「先進国」の定義を信用するわけには行かない。

中国は「途上国」のふりをすることで国際社会に対する義務を逃れようとしていてると見なさざるを得ない。