ブッシュに冷たいアメリカマーケット2008/10/16 19:01

アメリカ政府が金融機関に公的資金導入という政策をアナウンスしたときだけは株も上昇したが、僅か2日でその分下がってしまった。

任期後僅かのブッシュ政権のアナウンスでは、市場は冷たく反応するとしか思えない。レームダックもついにここまで来たかの感がある。

フランスのサルコジ大統領がいろいろ工作しているようだが、アメリカ大統領選挙が済むまでは有効な手段は取れないであろう。次の大統領の勝利宣言の中で金融危機対策に何が言及されるかが市場の注目点であろう。即ち11月5日にならないと市場は本格的には動かないのである。

一方で被害が少なく資金供給に余裕がある日本の場合、政権の基盤が弱く解散による出直しも先行きの見通しがない状態である。現状では国際協力として政府独自の案を出せないのである。つまり野党の協力が得られものしか出せないのである。

アメリカのマーケットがブッシュ政権に対して冷たいだけで、次の政権の施策を好感することを望む次第である。