公務員制度改革の行方 ― 2009/02/01 19:01
この2、3日の報道を見る限り麻生内閣において公務員制度の改革は無理という気がしてきた。
第1に「渡り」政令の撤回問題である。これが出来ないのは官僚の強烈な抵抗に押し切られたとしか考えられない。撤回できない政治情勢にはないのである。
第2に人事院総裁が行革大臣主催の会議をボイコットしたことである。このような人物を罷免できないようでは官僚の思うままにしか政治が出来ないと言うことである。
政治家には選挙がある。最高裁長官には国民審査がある。しかし、官僚について国民がどのように考えていても止めさせる手段はないのである。唯一考えられるのは選挙で選ばれた政府がおかしな考えを持つ官僚のトップを罷免するくらいなのではないか。
無荒老は考える。行政の事務方のトップクラスは、国民の投票によって信任を受ける必要があるようにすべきではないか。官僚が如何に国民に好ましく無くても現行の法体系では辞めさせる手段はないのである。
官僚の側からしても、自己の考えに自信があれば、国民審査を堂々と受けて立つことが出来るのであろう。
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