無荒史談171-日本の戦-中国との戦い2009/02/14 19:15

日本の軍部は自己中心的で視野が狭かったとしか言いようがない。中国戦線が泥沼化すると言うことははじめから考えていなかったようだ。中国では古来多くの王朝の興亡があるが、新王朝が出現する場合は民衆の期待を伴っていたのである。また、日清戦争で清王朝が屈服したのは逃げ場がなかった所為でもある。

清朝滅亡の混乱と世界大戦に伴う欧米列強の勢力減退をよいことに日本は中国に利権を伸長させようとした。対抗できる武力が存在しなかったこともあって満州に清朝の亜流と言うべき政権を樹立したり軍隊を中国に派遣したりすることに成功した。

中国政府は重慶と西安に拠点を置いた。日本軍にはそこまで進攻する力はなかった。長期戦の中で日本の国力は消耗されていく。