無荒史談181-征夷大将軍-源頼家2009/03/16 19:13

慈円の愚管抄によれば頼家の武士としての力量は抜群のものであった様である。ただし、不摂生であった様で若くして大病しており、あっけない最後につながっている。

ところで父頼朝は政治に関することを何一つ教育することなしにこの世を去った。頼朝にしてみれば自分がこのような早世とは考えていなかったのであろう。

あいにく頼家は武士の苦境時代の認識がなかった。「お坊ちゃん育ち」であった。

彼は東国武士の「一所懸命」が理解できなかったのではないか。

彼は武士階級が望んでいる「公平な紛争解決」が実行できなかった。そのために将軍の実権を御家人達から剥奪された上に殺害される羽目となったのである。それも愚管抄によれば惨殺としか言いようがないものである。原文は「頸ニヲヲツケ。フグリヲ取リナドシテコロシタリ」である。彼は名ばかり将軍が輩出する前例となった。