オバマ大統領怒る-AIG支援1700億ドルに群がるハゲタカの群れ ― 2009/03/17 19:11
AIG支援にアメリカ政府は1700億ドルの巨額をつぎ込んでいる。
ところがその使途はおかしいと言わざるを得ない。情け容赦ないハゲタカに食べられてしまいつつあるのである。
第1の群れは金融機関である。アメリカ政府の支援の大半を持っていき、自分の損失の回復に努めた、政府支援を簡単に他の会社に持って行かれたのはAIG経営者のミスである。この金は後ろ向きの対策に使われ、経営改善には使われなかったのである。
次のハゲタカの群れはなんとAIGの経営者である。現在の政府との窓口であるCEOも多分同じ穴の狢であろう。政府の資金で私腹を肥やしたのである。
この時の言いぐさがふるって居てる。「優秀な人材を引き留めるため」である。彼らこそがAIGを破滅させた張本人で、損害賠償の訴えを起こされる可能性のある人物なのである。引き留めない方が会社のためと言えるのではないか。
日本人の感覚では理解できない連中であるが、それを統制できないのが現在のアメリカである。
オバマ大統領の怒りはよくわかる。このような連中を存続させることにしたブッシュ氏はどんな感覚を持っていたのであろうか。
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