中国と北朝鮮-歴史的に見ると一枚岩とは言えない2009/03/29 19:16

北朝鮮は中国の支援を当てにして大胆な行動を取っているようである。

ところが歴史的に見ると中国と北朝鮮は必ずしも良好な関係にはないのである。それよりも中国の属国でなければならなかったのである。

中国から見れば服属しない朝鮮は討伐の対象であった。一方で対中国のレジスタンスは朝鮮民族が常に行ってきたものでもあった。

最近北朝鮮に対して支援は要らないという意見が公然と中国内部で発言されていると聞く。言論統制の厳しい国でこれらが見逃されている事情はよくわからないが、北朝鮮に対してもはや義理立てすることはないという考えが出てきたものと思われる。

確かに中国にとっては対米、対韓、対日の方が対北よりも経済的には重要であるのである。これを無視して行動することなど考えられないのである。

北がどんなに力んでも中国がハシゴを外せば成り立たないのは明確なことである。しかも「ハシゴを外せ」という意見が出始めているのである。

北朝鮮にとっては現実路線に立ち返り、柔軟な姿勢を取ることが必要ではないか。最もその行動は体制の自滅につながるかも知れないが。