定額給付金の無荒流使用法2009/03/06 19:06

無荒老の見解では「定額給付金」とは政府から強制的に貸し付けたものと思っている。

2兆円を国民に貸付、将来の増税でもとを取るのである。と言うことは経済学の原則からいえば利子を取るのが当然であり、増税による回収額は2兆円プラス利息分となるのである。尤も便乗して増税になるであろうが。

このように国民に負担を押しつける政策を見ると他に2件思い浮かんだ。一つはデジタル放送に伴う機器購入でありもう一つは住宅に対する火災報知器設置の義務化である。

今回の給付金の額はデジタル放送に対処するにはどう見ても足りない。火災報知器に対するにはまずまずの額である。

どうせ強制されるというので火災報知器設置に定額支給金を充当することとした。まあ義務化するのに資金貸し付けをしてもらったと思うことにした。

--これをみんなが実行したら、定額給付金で潤うのは電機業界になってしまうが--

これから見るとE-taxによる税額控除は必要経費を持つからこちらを採用してくれと言うので理解できるが、定額給付金で火災警報機を設置するのは金利負担だけ余分と言える。

支給されるものは何らかの形で使わねばならない。やれやれ。

無荒史談178-征夷大将軍-源氏登場以前(2)-藤原忠文2009/03/07 19:34

藤原忠文は征夷大将軍又は征東将軍に任命されている。どちらかは文献で異なる。

彼は征夷大将軍としての実績はない。彼が任命されたのは平将門討伐のためであった。しかし、彼が東国につく前に将門は平貞盛と藤原秀郷のために征伐されてしまった。

ちなみに彼は次いで征西将軍として藤原純友征伐の大将に任命されている。こちらは部下の橘遠保や小野好古などの活躍で成功している。

彼が征東大将軍としての最後である。

西松疑獄奇々怪々2009/03/08 18:59

この事件の行方はどうなるか見当も付かないが、始末を付ける立場の検察の方々はご苦労されるであろう。

小澤氏をターゲットにしていたら「漆間発言」とやらで自民党関係者も捜索せざるを得なくなったようだ。

ところがこちらの方にさらに悪質なものが浮かび上がっているようだ。と言って小澤ルートを放棄するわけには行かないのである。

つまり特捜としては当初の予想を上回る人員をかけて捜査する羽目となったのである。

ちなみにこの事件の報道はマスコミで異なり自民党よりと民主党よりといろいろであるのも不思議である。

やるとすれば徹底的にやるべきである。それができなくて政治家ルートが「処分保留」という羽目になれば処罰は西松建設のみとならざるを得ないであろう。

大疑獄となるか、大山鳴動してネズミ一匹となるか。その中間はあり得ないと思うのだが。

これではタリバンに勝つことは出来ない2009/03/09 19:06

新聞記事でアフガンの汚職に対する清潔度が調査した各国の中で終わりから4番目くらいであることが報じられている。

実はタリバンが前回アフガンの支配に成功したときの要因の一つが当時の政府の腐敗にあったのである。

政府が腐敗すれば民衆の支持を失うのは理の当然である。あるいは民衆はタリバンの方が現政権よりましと感じているキライはないであろうか。

現状の政府を支援することは労力のムダとなる危険性がある。現にベトナム戦争ではアメリカが腐敗したゴ政権を支持して失敗したのである。

腐敗した政権に援助していてはこの二の舞を踏むのは見えている。欧米諸国はこの点を注視し、政権内部の粛清も同時進行しなければならないと思う。

腐敗した政権が続く限りタリバンが失地回復することは継続するであろう。

無荒史談179-征夷大将軍-木曾義仲2009/03/10 19:08

源義仲はどうゆう訳か征夷大将軍に任命されたという記録が残っている。

恐らく頼朝に対抗するための名義として朝廷に要求したのではないか。

この場合「夷」というのは頼朝である。頼朝に対する名目上の優位性を誇示するために選んだと考えられる。

しかし、これはまったく効果が無く、就任間もなく義仲は上京してきた範頼、義経の軍に破れて戦死するのである。