昭和-平成への教訓が一杯詰まっている。 ― 2009/04/29 19:03
今日は昭和の日である。昭和時代は「天長節」であり、「天皇誕生日であった。
中国の古いことわざに「殷鑑遠からず夏后の世にあり」というものがある。殷は現在確認されている最も古い王朝のことである。その前には未確認ながら歴史上夏という王朝があったことになっている。
このことわざは「殷の手本とすることは前の王朝の夏の時代がよい」と言うことである。
昭和は大別して3時代に分けるのがよいだろう。
20年までの軍国主義の時代-明治以来営々として築いた国際的地位を無謀な軍国主義者がダメにするまでである。
大坂万博までの再建の時代-焼け跡と瓦礫の中から不死鳥のように経済大国として浮上する時代である。「追いつき、追い越せ」が合い言葉であった。
その後昭和の終わりまで-名実共に経済大国となり、それなりの責任を負うこととなるとともに世界経済の波をもろにかぶるようになってきた。リーダーとなるには役不足であるが、無視できない実力を持つようになった。
平成時代の人は何かをなそうとするとき、昭和時代のことを参考にするのがよいであろう。特に失敗や苦労の経験は生かす必要があろう。
昭和人である無荒老より
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