世襲制限-青森1区に見る抜け穴の実体 ― 2009/08/01 18:58
自民・民主両党ともに国会議員の世襲制限に言及している。ところがどちらの手段も抜け穴があるがその最たるものが青森1区で出てきた。
世襲候補が無所属で出馬し、先代の所属する政党が対立候補を立てない場合である。
この場合、新人は事実上の公認候補となる。当選するのも容易であろう。引き継げなかったのは政党の公認だけであるが、自党の中から対立候補が出なければそれはあまり関係ないだろう。当選後改めて入党するのに何も障害はないだろう。
これは自民・民主両党とも見逃している(あるいは意図的に)事項である。
このような状態に明確な回答をするのは、親族を公認せずでなく、他の者を公認するであろう。
青森1区の場合、自民党は津島氏以外の公認候補を本部で擁立すべきである。それでないと世襲の容認と攻撃されても返答できないと思う。
ヤミ専従-民主党はどう考えるのか ― 2009/08/02 19:04
官公労でヤミ専従が次々と発覚している。
民主党はこれにどのように考えているのだろうか。
正論からいえば支持母体と言え、襟を正すべき事を忠告することであろう。
如何に支持者と言え、違法な行動をとるのを黙認することはよくないのである。
過去に於いて成功した政治家は、身内に厳しくすることで他の臣下に厳しくすることが言えたのであり、それで政権の安定化を実現したのである。
民主党が官公労の違法を黙認するような行動をとればそれは失望に結びつきかねない。官公労もこの点を理解して自ら襟を正すべきであり、少なくとも幹部の引責辞任は避けられないであろう。
政策実績評価-自民党の自己採点は甘すぎないか ― 2009/08/03 19:01
過去4年の与党の政策の実績に関する評価が各方面から出ている。
これらは全て落第点を付けている。その中には従来自民党の支持基盤であった機関のものもある。
ところが細田幹事長は合格点である70点を付けている。
このギャップは注意すべきである。
自民党が自己採点が甘すぎると考えて反省することが必要であろう。
そのうえでマニフェストを民主党より具体性が際だってよいものとすべきであろう。
人気取りだけで裏付けのないものなど割愛すべきであろう。
ここでキチンとしたことが出来ないと人気は下がりかねないのである。
北海道開発局-労組がけじめを付けなければならない ― 2009/08/04 19:05
北海道開発局で労組の活動が度を過ぎていることが判明した。
労組はこのけじめを付けることが大事である。
当事者である組合役員はもちろんであるが、上級組織の官公労や連合もまた明確なけじめが必要である。
当事者の組合幹部は辞任すべきであるし、上級組織の幹部は謝罪の記者会見などが必要であろう。
民主党や社民党はこのような違法を見逃さないことを公式に表明すべきであろう。身内にも厳しくなければ改革は出来ないのである。
民主党や社民党はキチンとしたけじめを付けさせられなければ総選挙で票が逃げる危険性を認識すべきである。
無荒史談208-日本の神々-阿倍野神社 ― 2009/08/05 18:59
北畠親房、顕家父子を祀っている。場所は北畠顕家戦死の地と伝えられているところである。むしろ父の方は付けたりでこの顕家が主神と考えるべきであろう。
顕家は公家でありながら武勇に秀でた人物として知られている。建武の中興の際に東北の地に派遣されて関東を北から牽制する役を命じられたのである。足利尊氏が鎌倉で反旗を翻したときは、軍勢を率いて鎌倉へ攻め上ったが、尊氏が既に上京した後であったので追いかけて上京し尊氏を九州に敗走させる戦いに参加している。
一旦東北に帰った後足利尊氏の京都侵攻に際して再度軍勢を率いて上京するのであるが、短期間での2度の遠征で兵は疲れ、顕家は武運つたなく戦死するのである。
この時の足利軍の攻撃で楠木正成、名和長年を失った後醍醐天皇方はここで北畠顕家を失い、次いで新田義貞も戦死するに及び有力武将が全滅するという悲劇に見舞われるのである。
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