円高介入-早速アメリカからぼやきが聞こえてきた ― 2010/09/16 18:51
日本の円高介入は極めて有効であった。一つは介入に菅総理が消極的という噂があったこともあり、規模も大きかったこともあり、市場は虚をつかれたと言える。
ところが早速アメリカから介入に対するぼやきが政府や議会から聞こえて来だした。
アメリカの問題は日本が円高で困ることの裏返しである。円高で日本の競争力が低下しないと困るのである。
これから見るとアメリカ人はもう一度円高に挑戦すると見てよい。
今回の介入効果は円の最高値更新がいくらか先送りされたという効果と見なすべきであろう。
輸出企業にとっては75-70円レベルの対策を取るのに時間的余裕が得られたというものである。
一方でアメリカは戦争をする度にドルの価値を下げることで対応しているのである。今回の「テロとの戦い」でも今回の様にドルの価格低下につながっていると見るべきであろう。
無荒老は自分の経験から輸出企業の方々が円高対策に知恵を絞っておられる有様が痛いほど解る。
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