アフガン支援-常岡さん事件の示唆するもの-支援の相手は善人とは限らない ― 2010/09/06 19:11
アフガンで拉致されていた常岡さんが解放された。
ところがここで大変な情報が出てきたのである。
タリバンを騙って現地の武装勢力が身代金を要求していたというものである。
ところが最近のNHKの報道では現地治安回復のために米軍が旧武装勢力を利用しようとしていると言うことであった。
これは見逃すことが出来ない情報となった。
つまり日本が善意で提供しようとする援助がおかしな勢力に悪用されかねないと言うことである。
日本政府は援助を行うに当たり、対象者をよく審査して行うべきではないだろうか。日本の援助を自己勢力の拡張に利用したり、私腹を肥やしたりする連中が非常に多いと見ておく必要がある。
日本政府は独自の調査で支援の具体的方法を考えるべきではないか。特に支援対象者は厳密に審査すべきであろう。日本の支援が不法に悪用されることのないようにするのが外務省(出先を含む)の役割であろう。
円高対策-今の官僚や政府や日銀で出来るのか ― 2010/09/07 18:51
本日は円/ドルが83円台になった。これに対して各界から円高対する悲鳴が聞こえてくる。そして政府日銀に対策をせがんでいる。
ところがこれに対するマスコミの考え方が甘いのには失笑の外はない。
円高を望んでいるのは日本を除く世界各国と思って間違いない。それくらい世界経済には問題があるのである。
とにかく日本の国際競争力を低下する必要が各国にあるのだ。しかし、日本が立ちゆかなくなりその結果が円安になることはそれ以上に困るのである。つまり適度な円高が世界各国にとり必要なのである。
極論すれば日本は全世界を相手とした円高対策を強いられたのではないか。この点かを考慮しないと政府や日銀の対策は効果が出ないのである。また、マーケットもこれを認識しないと政府に「無い物ねだり」をすることになりかねないのである。これではマーケットにとり自殺行為となりかねない。
国内の雇用を維持しつつ円高に対応しようとしているのは産業界である。政府の施策を待っていては手遅れとなるので自力で解決を図っていく必要があるのだ。
このような状態を何故マスコミは説明できないのか疑問に思えるのである。「世界を相手に円高に対処する必要がある」
円高歓迎の国-その中になんと中国が ― 2010/09/08 18:52
中国がなんと今年大量の日本国債を買ってていた。
これは単なる経済活動と見るべきであろう。
中国は円高が進行することを予測していたのではないか。日本国債そのものは金利が低くそんなに利益が出るものではない。しかし、円高となれば利息以上の利益が出るのである。
したたかな中国はさらなる円高を期待しているのではないか。そうでなければ金利の安い日本国債など彼が買うわけはない。
また、韓国では円高での日本人観光客の増加に笑いが止まらないのが現実である。これは最近韓国旅行して実感したばかりである。
要するに円高で喜んでいるのは欧米諸国だけではないのではないか。東洋諸国も又それに便乗しようとする空気があると見なければならない。
これから見ると円高対策は容易ではないだろう。為替介入も多勢に無勢でうまく行かないのではないか。
法人税減税-減税分をどう使うのか経団連は指針を示せ ― 2010/09/09 18:53
法人税の減免が話題となっており、民主党政府も税率低下を考慮している。
しかし、経団連は最も国民が知りたいメッセージを出していない。つまり減免された法人税をどう活用するかである。
無荒老は期待する。経団連が国民に減税によって得られる収益をどのように処理するかを明確にすることを。
雇用の維持や増加に使う。
売値で国民に還元する。
内部留保をまして企業体質の強化を図る。
まさか、役員賞与の増額や配当の増加に全額を使わないだろうな。
村木裁判-起訴前はマスコミも騙されていたのだ ― 2010/09/10 19:13
村木元局長に予想どおり無罪の判決があつた。
ところで読者が起訴前にマスコミが報道した内容を忘れていると思うのは大間違いではないか。マスコミはこの現実を反省しないと自分の報道に対する信頼性を損ねかねないと思うべきではないか。
マスコミはなんと検察側の「供述調書」に類するリークを鵜呑みにして報道していたのではないか。
マスコミに流されたリークは検察が誘導しようとした「犯罪」の作文かその原稿ではなかったのではないか。それをあたかも事実の様に報道したことに対する反省を明日には表現して欲しいものである。
マスコミはこの現実を反省して今後の報道に生かしてもらいたい。
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