東電パニック状態-4/2-コンクリート破損 ― 2011/04/02 18:26
今度はピットから水が直接海へ流出している事が判明した。これもパニックの一つの表れではないか。
とにかく津波に襲われただけで平常心を失ったとしか考えられない。コンクリートは壊れないとでも思っていたのだろうか。
即ち敷地内に異常がないかを点検するという基本的な事に考えがおよぽなかったのである。地震があればコンクリートなどは大丈夫か点検すべきなのである。どうもやった形跡が見つからない。トレンチにも瓦礫があったのだ。
今回の震災で言えば、重点は勿論核施設である。ここの被害を調べるのは最重要課題である。ところがそれ以外を放置してはいけないのである。
無荒老はこれに近い事態の際、有能な部下に施設内の全設備の点検を命じたという記憶がある。つまり主要設備の処置の間に別の箇所で問題が発生するのを恐れたからである。
福島第一ではこの外にも瓦礫の存在を問題が差し迫った時点まで見逃した様な事例がある。また、津波が去った後海水が残留していないかをチェックしなかった様に思えるフシがある。
とにかく一度の津波でパニックとなり、常識的な行動が取れていないと見るべきではないか。とにかく落ち着け!
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