節電要請-一律25%は悪平等だ2011/04/06 18:43

この夏の電力不足で節電要請をするそうな。それも一律25%らしい。

これは悪平等の見本ではないか。

製造業は今まで繰り返し節電を強いられており、限界に近いと言える。25%の節電をするためにはそれ以上の減産をしなくてはならないのだ。

つまり工場を動かすだけでも一定量の電力がいるし、生産量と比例する部分はそれを差し引いたものである。つまり25%節電という事はそれ以上の減産という事だ。極端な場合生産停止となるのだ。

こんな事を強制されるといろんな所に支障が出てくる。それも25%で済まないのだ。

まずは復興に必要な資材の確保は優先しなければならない。

次いで世界経済に重大な影響が出るものは供給すべきである。

更に人道上欠くべからざるものも優先すべきである。

となると節約を負担すべきものはオフィスと商業施設を重点とすべきではないか。

また、接客業務での背広着用の風習を排除すべきである。無荒老も経験したが、夏は背広が必需品である。先方では担当者が背広で対応するため冷房を効かしているのだ。背広を着ずに行くと風邪を引きかねないのだ。

経団連が主導して背広での応対を禁止すべきである。その分だけ冷房温度を上げるべきである。夏に冷房を効かして背広を必需品とし、冬には暖房を効かして上着を取って執務するという悪習はこの際過去のものとすべきである。

節電を要請する部門は製造現場ではなく、オフィスや商業施設などを重点としないと日本の活力を削ぎかねない。

一般家庭も事の重大性を認識して行動する事が必要ではないか。