無荒老人の放言録

菅総理は東電の工程表に前倒しを期待するとおっしゃった。

これはどだい無理な相談だろう。落第点の答案を無理して合格させようとした結果だ。

無荒老ならば東電の工程表など突き返すのだが！

まず汚染水を移送した量は報道されているが、トレンチの水位の変化が予想とどのようになっていたかは言及されていない。これを追求しないマスコミもどうかしている。

また、１万トンを移送するとの事だがその時に原発がどのようになり、どんな新しい措置が取りうるのかも説明されていない。

こんな状態では計画の前倒しなど空想の世界ではないか。最も机上の論議のみで物事を判断するなら別だ。しかし、それでは現実は悪化するだけであるのだ。

東電の工程表は大きく遅れるのではないか。この予想が当たらぬ事を望む次第ではあるが！