臓器提供意思表示-後期高齢者のも欲しいのか2011/07/16 18:23

後期高齢者医療被保険者証が更新される。その時の連絡を見て驚いた。

なんと臓器提供の意思表示欄があるではないか。後期高齢者ともなれば長年の使用で臓器は移植に耐えられないほど老化しているものではないか。

これは法律の適用の融通のなさを示している。

ところで臓器移植でよく分からないデータがある。

それは提供者と移植希望者がバランスが取れるのかという事である。

日本が長寿国となっているのは若年から初老まで死亡率が極めて低いという事である。移植できる提供者はどう転んでもそんなに増えないのではないか。しかもこの死亡率は低下する事はあっても増加する事は考えられないのである。

つまり移植希望者に相当する提供者はそもそも現れないのではないかという事である。

臓器移植の問題を解決するのは臓器移植をしない治療法の開発を優先すべきではないのか。これは医学上臓器移植よりも優先すべき問題として提起する。

ちなみに無荒老は臓器移植がそんなによい治療法とは思っていない。「人の不幸を当てにするのは邪道」と考えるからである。