臓器移植法改正1周年-何か報道されていないものがある気がする2011/07/17 18:43

臓器移植法改正1周年でマスコミはいろいろ報道した。

ところが無荒老は何か大事なものに触れていないように感ずる。それも臓器移植の根本に関するデータについてである。

臓器移植を推進する立場の人はこの点を避けずに話をして欲しい。

1.脳死移植が年間何人となれば臓器移植は遅滞なく行えるのか?

2.臓器移植が可能な医院で年間何人の脳死者が発生しているのか?

3.脳死者は医学の進歩で今後減少すると思われるがその予測を把握しているのか?

4.脳死移植はどのくらいの費用がかかっているのか。それをどのように支払う事を考えているのか?

5.日本は長寿国である。という事は青年から初老にかけての死亡率がそもそも低いのである。この事実を他国の例と混同してはいけないのではないか?

とにかくどのマスコミも臓器移植に水を差すようなデータには一切触れようとしていない。おかしいと思う。

臓器移植に関して宗教的、倫理的な事だけを論議し、経済的、社会的、統計的な議論を行わなかったのは失敗ではなかったか。