無荒老人の放言録

日本政府の経済状態が極めて悪い事は国民がよく知っているのである。

ところが世界で見ると円は最高水準にあるのだ。

これは日本の財政はよくないが、欧米主要諸国はそれ以上によくないとみられるという事だ。

極論かも知れないが、先進諸国の財政は軒並みに危険水準であるという事だ。

これを無荒老は２０世紀型資本主義の終焉と見る。

Ｇ２０などでは根本的な問題で国際協調をして欲しい。例えば先進各国が揃って増税するという事なのだ。

マーケットやヘッジファンドもその辺を了解して欲しい。まかり間違えば資本主義は「ジエンド」となりかねないという危機感が必要である。

無荒老は思う。この際２１世紀型資本主義を構築すべきなのである。その一部には２０世紀型を否定するものも含まれると思っている。ちなみに資本主義は過去の各世紀でそれぞれの姿があるというものだ。

現状や現システムに固執していて、カタストロフィーを招いては遅いのである。