無荒老人の放言録

先進各国の共通問題がここに来て浮き彫りにされつつあるようだ。ところが各国とも政治家がそれに対応していない。そのために事態は着実に悪化しているのではないか。

それは財政問題である。しかも「景気に悪い」という口実で対策は先送りされているのだ。

先進諸国は一致して財政問題の解決のために増税すべきなのである。勿論不景気は承知の上である。

いままで景気を重視過ぎたのだ。税を軽くしかつ国家の負担を求めれば財政は悪化するのは理の当然である。そして先進各国は借金に苦しむこととなったのである。

Ｇ２０は全世界同時増税を議論すべき時が来たのではないか。

人類はもっと低い成長率でも生活に満足していたのではないか。もっと低い生活水準でも不満はなかったのではないか。

常に高度の成長を必要とし、無理してでも高い生活水準を押しつけることは実は人類の破滅に繋がりかねないことを認識すべきではないか。