TPP-交渉の成否は米国がどれだけの見返りを提供するかではないか ― 2011/11/10 18:45
首相のTPP参加表明は先送りされた。それだけ各方面の異議が強かったのである。
今の所交渉参加した場合の継続の条件は米国の態度にあるといわざるを得ない。
米国は多くの要求を考えているようだ。それも日本に多大の負担を強いるもののようだ。
それだけ要求するのであれば、その見返りもそれなりのものを準備するのが理の当然である。勿論見返りが不足すれば交渉はそれまでであるべきだ。
無荒老は思う。それなりの見返りがあれば米国の要求に同意しても良いのではないか。多分それだけのものを提供することは米国議会が納得しないとは思うが。
要するに算盤勘定なのではないか。利益を受ける部門が不利益となる部門を納得させるだけのものが必要なのである。
仮に一部の報道にあるように、TPPが米国が日本に要求するのが最大の眼目であれば、日本はTPPを無視しなくてはならないのだ。「敵は本能寺にあり」であればそれまでのことである。
最近のコメント