大器晩成-2場所続けて日本人大関誕生 ― 2011/12/01 18:29
琴奨菊関と稀勢の里関が相次いで大関となった。遅ればせながら祝意を捧げたい。
この二人は偶然にも同じ様な師匠に見いだされ、指導を受けている。また、師匠と同じ様な経過をたどっているようにもみられる。
師匠と言うべきは横綱琴桜と横綱隆の里である。ともに長い間の努力の積み重ねを経て横綱まで昇進した。一時は綱を締めることはないと見られた人達である。力士寿命の終わり頃に横綱となったため在位期間は短かった。ともに不知火型の手数入りであり、「不知火型短命説」の引き合いに出される横綱であった。
両新大関とも入門当時から有望力士といわれながら、大関の座を射止めるのに可成りの期間がかかっている。「万年大関候補」と言われかねなかったのである。
ところが昨年頃から「化けた」と思って良いだろう。大器晩成と言えるのではないか。まだまだ強くなる可能性が出てきてフアンを楽しませるのではないか。
望むらくは師匠より少しでも若く綱を締めて欲しいものだ。精進と健闘を期待します。
ユーロ危機-まだ応急対策だけだ ― 2011/12/02 18:24
ユーロ危機は日米欧の主要中央銀行のドル供給策で今の所少し落ち着いたように見えるが、単なる「止血」くらいで根本的な治療にはなっていない。
このくらいで市場が反応するとは一見不思議に思える。単に一部の銀行を延命させただけに過ぎないのだ。
火元のギリシャでは新政権でも緊縮策となるのに対してもう反対デモが起こっている。
緊縮策は現在破綻に瀕していない國でも必要となるのではないか。EUでは特に問題が緊急性を持っているのだ。
不況を覚悟で負債の返還を考える必要を各国民は理解すべきではないか。
この程度のことを繰り返していると世界中が行き詰まりかねないと思う。
防衛相問責-一つだけ異議あり ― 2011/12/03 18:36
一川防衛相にはいろいろ疑問点があり、そのための問責であろう。
ところで一つだけ腑に落ちない項目がある。
それは発端となった部下の発言を理由とすることである。
ところで、このようなことを問責や不信任の材料とすれば、大臣を辞めさせるために故意の行動をとることが可能となるのだ。そんな事をされては大臣はたまったものではない。
今回はその処置が素早かったのは事実と見てよいであろう。その点は理解できるものであろう。
部下の発言云々の場合は、後始末の出来を見て判断すべきではないか。
米・加抜き-新たな経済体の模索 ― 2011/12/04 18:44
中南米・カリブ諸国が共同体設立に動き出した。今までの共同体と可成り性格が違うようだ。
とにかく西半球諸国で先進国抜きの共同体である。米国指導に異議を申していると考えられる。
この分では地域外の先進国-日本やEUとの連携もないだろう。そこがASEANと異なると思われる。
今後どうなるのか壮大な実験であろう。
財政のムダ排除-官僚に考えさせる手は ― 2011/12/05 18:47
財政のムダ排除にはいろいろ政治家も苦心しているが官僚の抵抗が大きくて効果を上げていない。いろいろなことにかこつけて予算を分捕りたいという習性は抜けないようだ。
いっそのこと官僚自体に考えさせる方法はどうだろうか。
つまり自分の所管に関して無駄を省く方法を提案させるのてある。そして提案を業績評価や昇進に反映させるのである。
これは昔から民間で行われている。これを官僚に適用するのだ。
まあ、査定するとなると猛烈な反対が出ると思うが、これは政治が押し切らねばならぬ。何しろ「横並び」を重んずる社会だからな。
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