無荒老人の放言録

貿易自由化交渉は既に纏めるのが困難となっている。ドーハラウンドはもう何年間やっているのか即答できる人は少ないであろう。

各国政府は選挙で選ばれている。自国の選挙民に不利な条件で妥結すれば政権は交代せざるを得ないのだ。

もはや全ての國が合意できるような条件はないのではないか。選挙が怖くて合意することが出来ないのではないか。いや、批准することが不可能ではないか。

それで一部の国々が参加するＦＴＡが主流となっている。これでも参加国内での反対がかなりあるのだ。

関税を下げたい國、下げたくない國それぞれ選挙がらみでもう交渉は妥協できないようになっている。これでは貿易自由化交渉などおしまいにしたらよい。