無荒老人の放言録

Ｗｉｎｎｙの作者が無罪確定した。当然と思う。造ったソフトを悪用されることまで責任を持てと言うのはおかしいのだ。但し、相手に危害を与えることを目的としたウイルスは別だ。

最高裁は妥当な判断だと思う。これで情報管理は各個人の責任であることが一層明確になったというものだ。

ところでＩＴ業界はインターネットの便利さを宣伝するが、その背後にある危険性の説明はあまりしない－全くかも知れないが－のではないか。

インターネットは便利ではあるが自分の持つ情報が簡単に全世界に知られるという危険性があるのだ。それは知られたくない人にも公開されるのである。

この危険性をＩＴ関連業者は顧客に説明することを義務づける必要があるし、学校教育－特に義務教育において－教育すべき問題ではないか。「親に知られたくない話もネットに載せれば親にみられる」

個人情報を含め自分が管理している情報についてネット上の流出は自己責任であることを周知すべきである。