日中韓もFTA-農業団体は何時までも国際化を拒否することは出来ないのでは ― 2012/05/12 19:00
日中韓もFTA交渉に入る見通しである。当然農産物も議題に上るだろう。農業団体も今までのように「自由化反対」だけで押し通すことを止めることを考えるべき時代となったのであろう。
日本農業は自由化反対論者が言うように弱くはないのである。少ないながら輸出している農産品は円高にも拘わらず競争力が大きいのである。
自由化すれば幾分は国内市場に海外農産物が入るであろう。しかし、それ以上のものを-量や価格またはカロリーで-輸出することは日本農業の実力から可能であると無荒老は予想する。
食糧自給率も輸出を加算して計算すべきである。なぜならいざというときには輸出分を国内消費すればよいのだ。
日本国内市場は少子高齢化と人口減少で縮小することはあっても拡大しないであろう。また、健康面での食べ過ぎ防止も国民が自主的に行うと見てよい。輸出しか農産品の生き残りの道はないのではないか。「輸出するが輸入はダメ」は通用しない。輸出するよりも多く輸出する努力が必要である。
「日本農産物は国際競争力が強いので自由化はしないでくれ」と農業国に言わせるくらいのことを夢見て農産物の国際化に汗を流すべきではないか。
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