参院一票格差判決-選挙区制度に言及 ― 2012/10/17 17:02
最高裁で参院選の一票の格差に対する判決が出た。違憲状態という予想どおりである。
ここで注目すべきは格差の原因に踏み込んだ指摘である。都道府県単位の選挙区が格差発生の原因と明確に指摘したことである。
ところで国会は衆議院定数に関する指摘に対してゴマカシの改正しか考えなかった。つまり一人別枠に手を付けなかったのである。
それでは次の参院選挙まで対策がとられるかというとこれも心許ない。
これは違憲追求の手段を変える必要があろう。違憲状態を指摘どおりに解消することをサボった議員に対して、次の選挙で慰謝料を請求するのである。
「憲法に違反した選挙の結果精神的な苦痛を受けた」として選挙民に一律なにがしかの慰謝料を請求するのである。代表は今回訴訟した人々でよいだろう。
一人当たりは少額でも選挙民数は多いので議員にとって大変な負担となるだろう。この方が定数改正に効果があると思うのだが。
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