歴史上の戦争好きの文人-付けたり集団的自衛権 ― 2014/07/02 16:15
歴史上戦争好きの-但し実戦を知らない-文人宰相は数多くいる。しかし、その実態はあまり芳しくないのだ。
国内外に悪評ふんぷんたる事例は数多くあるが、代表的なものを2人、平安末から鎌倉初期に選んでみた。
まずは鼓の判官の異名をとった平知康である。彼は後白河法皇が源義仲をよく思わないのに付け込んで、法皇をおだてあげて武力を招集して兵をあげた。そして大将に収まった。
ところが義仲の軍勢が攻めてくるのを見て、弓の一つを放つこともなく逃げ出すのである。割を食ったのは義仲軍の正面にいた延暦寺の僧兵たちである。さんざんに打ち負かされ、総帥の天台座主まで戦死する始末となった。かき集められた武士たちは落人狩りに遭ってこれも散々なめなあったのてげある。
次は後鳥羽上皇である。幕府討伐の兵をあげたのはよいが官軍が手もなく敗北し、逃げかえってくると、助かりたい一心で敗残兵が御所に入ることを禁じ、降参するのである。上皇の変心を知った武士たちは、上皇を恨みながら自害した。
集団的自衛権で気になるのは、熱心に推進しているのが安倍晋三氏であることだ。彼はかって状況が不利になった時に政権を投げ出した前科がある。
安倍氏は現在勇ましいことを言ってはいるが、日本に他国軍が攻めてきたとき、自衛隊を見捨てるような行動をするのではないかという懸念が残る。現在何を言っていてもその時の保証にならぬのは歴史が示している。
集団的自衛権を安倍氏の主導で推進することには懸念を抱かざるを得ない。今までの行動でいざというときに逃げないと確信できる人物が主導すれば考慮の余地があるが、安倍氏の主導には疑問を隠しえない。
日本産キウイ-純国産ではなかった ― 2014/07/03 16:24
キウイの病気が発生し産地は大騒動である。ところで気が付いたことがある。
キウイは雌雄別株である。なんと日本では実のなるメス株を栽培し、花粉を輸入していたのだ。つまり国産と思っていたが実の父親はニュージーランドにいた。
そしてニュージーランドで発生した病気が日本に花粉とともに輸入されたのだ。
今後の対策の一つとして、花粉も国産とすべきだろう。その方が管理もやりやすいのでは。
産地の方々はこんな意を教訓にオス株について考えてみることをお勧めします。
ブラジルでの高架橋崩落-今後の開催国の選定に生かせ ― 2014/07/04 16:53
ブラジルでW杯会場近くで建設中の高架橋が崩落し死者が出た。死者にお悔やみ申し上げ、負傷者にお見舞い申し上げる。
国際的なイベントのさなかであり、ここでは大会前に完成するところが遅れて工事が続けられていたところだ。あわや大惨事ではないか。
これは今後の大会開催国の選定に生かすことで犠牲者に報いるべきだろう。
五輪やW杯などのように多くの外国人が集まる大イベントには大規模工事がつきものである。その国に確実に工事ができる能力があるかは審査の対象とすべきではないか。
いや、建設工事だけではないだろう。いろいろな準備や関連事項を確実に実行できる能力もまた開催地選定の審査項目にすべきではないか。
計画だけでなくその実現能力を審査するのである。審査委員の方にもそれを見る目が要求されるのだ。
無荒史談 316 流罪となることを願望した土御門上皇 ― 2014/07/05 16:42
承久の乱の結末として処分がなされた。官軍として参戦した武士は処刑され、所領を没収された。また、一族も連座が及び、流罪となり所領も没収された。さらに積極的に官軍の指揮にあたったとみられる数名は族殺された。ただ、いくつかの武士は、一族が両軍に分かれており、その程度により処分に差があった。
乱の計画に携わった公家たちは処刑された。公家の死罪は平安時代には考えられなかった事態である。しかし、幕府は容赦なく死刑を執行した。
後鳥羽上皇は隠岐に、順徳上皇は佐渡にそれぞれ流罪となった。土御門上皇は乱の計画に加わっていなかったので処分の対象外であった。しかし、上皇は父と弟が流罪となった都に留まりたくなかったようだ。
上皇は自分も流罪せよとしつこく幕府に迫った。幕府は根負けして上皇を土佐に移すこことしたが、土佐は不便だとして、讃岐に変更した。配所での待遇は他の二人の上皇に比し、かなり優遇されていたようである。
土御門上皇は子の後嵯峨天皇の即位を見ることなく配所にて崩御された。
また脱法ハーブで事故-取締は発想転換が必要゜ ― 2014/07/06 16:31
先日の脱法ハーブ吸引による交通事故の記事のインキが乾かないのにまた事故だ。
懲りない連中にはもっと対策を考える必要がある。
今のように成分で規制していては、すぐに逃げ道ができるのは証明済みである。
ここは成分で規制するのをやめたらよい。その代り薬効で規制するのだ。
幻覚や意識喪失などを起こしかねない薬効を持つものはすべて取り締まりの対象とすべきである。化学構造などで規制していては必ず逃げられるのだ。
これは使用法がどうかという問題でなく、幻覚などを起こす使い方があれば規制すべきだ。
無辜の一般市民が巻き添えになる事態なのだ。強引な手法でもこの際許されるだろう。
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