無荒老人の放言録

台湾の遊園地で、カラーパウダーが粉じん爆発を起こし多数の人々が火傷した。まずはお見舞い。

ところでカラーパウダーというものの使い方を聞いて驚いた。使用法を間違えば粉じん爆発する代物なのだ。

物質は表面と内部とでは性質が違うと考えて良い。塊ならば現れない性質が粉砕すると出てくることがあるのだ。粉末でも積んでいるときと空中に漂うときとでは別物のようになることがあるのだ。

普通燃えないと考えられているものでも粉じんとなり空気中にある濃度で漂うと引火爆発することが珍しくないのだ。カラーパウダーの場合も同様で取り扱いにはそれなりの知識が必要なものだ。

何もカラーパウダーを全面禁止する必要はなかろうが、取り扱いは免許制とするべきだろう。素人が扱うと今回のような事故を招きかねないのだ。