無荒老人の放言録

TPP交渉は今回も妥結しなかった。それにしても今回の交渉に対してマスコミはどこもいい加減ではなかったのか。

報道の主流は「日米が合意すれば後は簡単」という趣旨が多かったようだ。

ところがふたを開けたら途上国側の抵抗が強く合意できなかったのだ。

このことを問題として報道したマスコミは少なかったようだ。あるいはセロかも？

途上国側も国益を通さねば政権は危ういのだ。この辺を考えずに政府の楽観的見方中心に報道したように思われる。

妥結の希望大ということに踊らされた財界も農業団体もピエロになったのでは？

マスコミともなれば関係する途上国に駐在員がいるだろう。彼らの発信するデータをどう扱ったのだろうか。

たとえばニュージーランドの強硬姿勢などは日本の読者に丁寧に紹介しておくべきではなかったか。現地の駐在員は知っていたと思うが。