鉄くずがなぜ燃える-千葉の火災2015/12/19 16:19

千葉で金属回収業の野積み置き場で火災が発生し、なかなか消えない。

鉄が燃えるなど考えにくいと思われるが、情報を聞くとなるほどといえるのだ。

一つはアルミくずも混在すると言うこと、もう一つは油分があったと言うことだ。この野積みには多分アルミの削りくずがあったのだろう。塊と違い、削りくずのような表面積が大きいものは燃やすことができるのだ。薄ければ薄いほど火をつけやすい。また、アルミの方が鉄よりも燃えやすい。

油分は種類にも依るがどうかすると自然発火の危険性がある。これも金属くずの表面に広がっておれば問題なのだ。

化学的に言えば、薄層や粉末のように表面積が大きい状態は、活性なのだ。防火の面から言えば、危険性が高くなっているのだ。