日米貿易2国間交渉―アメリカに言うべきこと ― 2017/04/19 16:16
日米貿易2国間交渉が予定されている。日本としてアメリカに言うべきことが多々ある。
その中で無荒老が重視する物をあげる。
貿易ではアメリカだけを優遇できない。競争は全ての自由貿易相手と同じ条件だ。
現在の貿易不均衡の一部はアメリカに責任がある。日本市場での国際競争に負けているのは日本が何をしても解決しないのだ。
たとえば自動車だ。日本がさらに無理をして輸入車を優遇しても増えるのはドイツ車だけだ。
またて、牛肉の輸入に便宜を図ったてもオーストラリアやニュージーランドの方が増えるかも知れない。
又日本人の好みは政治的にどうすることも出来ない。日本人の好みに合わせるのはアメリカの仕事なのだ。
つまりアメリカの要求で規制緩和してもその恩恵を受けるのはアメリカ以外の貿易相手となりかねないのだ。
また日本が解放するに相当するアメリカ市場の開放も譲れない。農産物も例外ではない。「和牛」や「コシヒカリを有利に輸出できることも必要だ。一方的に譲歩しろは認めるわけに行かない。
なお、日本の牛肉輸入が増えるとアメリカの対日飼料の輸出は減るのだ。
アメリカからの輸入量を保証することは出来ない。変に保証すると国内にアメリカ産品が溜まるばかりになる。
交渉後の貿易収支を保証してはならない。当然だろう。
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