女系天皇論―6―斉明天皇2017/12/26 16:03

皇極天皇の重祚である。前の在位期間には、有力皇位候補が排除されたが今度はその後に現れた皇位候補の有馬皇子を粛清した。

有馬皇子は皇極天皇の次の孝徳天皇の皇子だ。なんとでっち上げの謀反で粛清した。

これで自分の産んだ中の大兄の対抗者になる可能性のある人物がいなくなったのだ。そしてもう一人の大海人皇子は自分の子で未だ幼い。

ちなみに天皇の和風諡号は「天豊財重日足姫天皇」で重祚の前後で変わっていない。ただ一つだ。皇極・斉明と漢風諡号では2つになっている。重祚されても和風諡号は変わらぬのは次の孝謙・称徳天皇も同じだ。

また、皇太子は中の大兄皇子でこれは舒明天皇からずっと続いている。4人の天皇で皇太子をしていたことになる。

孝徳天皇紀には上皇の話が時々出てくる。譲位後も政治に引き続き関与されていたようだ。子供にもなかなか皇位を譲らなかったのかもしれない。そして皇位は自分の血統につなぐことに成功した。

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