高度プロフェッショナル制度(成果判断型労働)-十分な準備を2018/02/01 14:58

業務を成果で判断するという高度プロフェッショナル制度(髙プロ)は良い発想と思うが拙速は避けるべきだ。

最大の欠点は給料以上のノルマが与えられることだ。給料に見合うだけの評価がどれだけかは使用者側が明確に示すべきだ。評価方法を従業員に示さないでこの制度を適用してはならない。

次に髙プロの適用者対象のヘッドハンティングシステムを作ることだ。髙プロ適用者は優秀な人材だろう。待遇に不満があれば転職しやすい環境を作るべきだ。

こうなると髙プロ社員は通常の正社員と同じような待遇は不可能だ。期間採用の特殊な社員となる。社内規則もこれに合わせるべきだ。

業績と給料とのバランスを取るためには可成りの準備期間が必要だろう。

経営者も軽率に導入するべきではなかろう。実施するのはそう簡単な事ではない。

もはや「阿武松一門」か―貴乃花親方理事選で惨敗2018/02/02 15:53

相撲協会の理事候補選挙が行われた。注目の貴乃花親方はなんと2票という惨敗だ。最下位の当選者が8票だからなんと6票もの大差だ。

自分が作った一門だが、事実上「阿武松一門」になったのではなかろうか。一部の報道からそうも考えられる。

母親や兄とも絶縁状態だし、何か孤立するような性格があるのではなかろうか。今回は一門の中で孤立したようだ。

孤立癖を直さぬ限り唱える相撲界の改革は実現できないだろう。包容力の欠如はリーダーとして失格なのだ。

恵方巻き高額化-日本人はイベントが好き2018/02/03 15:26

いつの間にか恵方巻きが季節の行事として定着したようだ。20年くらい前には今のようなことはなかった気がする。

とにかく日本人はいろいろなイベントで騒ぐが好きだ。外国由来の行事が次々に商戦の道具となっている。バレンタイン、ハローウィン、クリスマス等々。また、日本のローカルなものが全国化しているのもある。恵方巻きもローカルから全国化したものだ。

ところで恵方巻きが高額化しているという。1万円以上のものもある。それでも買う人がいる。高級料亭にでも行ったつもりで豪勢に頂くのかな。

今年も商戦に乗せられて些細なものを頂くか。南南東を向いて。

別大マラソン―園田選手サブテンでMGC権利獲得2018/02/04 15:32

今年の別大は強烈な寒波の中行われた。それでも優勝タイムはサブテンだ。

30キロでペースメーカーが外れたとたん園田選手が飛び出した。モクゴプ選手がそれに続いた。

勝負はトラックに持ち越され、モクゴブ選手が勝利した。園田選手はサブテンでMGC出場資格を獲得した。

日本人2位の大塚選手は2時間10分台で入り、MGCワイルドカードにリーチを掛けたといえる。

現代のマラソンは30キロ過ぎからそれまでを上回るペースで走らないと勝てないのを見せつけたレースだった。

夫婦別姓論―かつて日本は夫婦別姓2018/02/05 15:25

夫婦同姓に固執するヒトは日本歴史を読んでいないようだ。夫婦同姓が規定されたのは明治に入り民法が施行されてからだ。

無荒老が見た範囲では奈良時代の公式歴史書「続日本紀」の記録が古い。官位を授けるときの記録に夫婦が明示されている記録が散見する。日本書紀は確認できていない。そこまでしらみつぶしに読んではいないが。

その後の歴史書を見ても夫婦同姓の記録は見当たらない。史上有名な女性は皆実家の姓である。北条政子、日野富子等々。夫婦同姓の最初の事例は「細川ガラシャ」である。これは特殊な例だ。彼女はクリスチャンであり、反逆者明智光秀の子だ。明智の姓を隠す必要があったかも知れない。細川藩の先祖を祭る出水神社では「明智玉」となっている。

無荒老の曾祖父の墓碑銘には生母の名は実家の姓だけが使われている。有名な正岡子規の自作の墓碑銘も女系には同様な傾向が見られる。

どうやら江戸時代までは夫婦別姓であり、その名残は明治中頃まで引きずっていたようだ。

夫婦別姓は東洋の風習はなかろうか。日本だけが明治維新の際に欧米のように夫婦同姓にしたと思われる。なお、江戸時代までは庶民に名字はなかった。