無荒老人の放言録

自民党の二階幹事長が２６日の記者会見で女帝や女系天皇を容認するような趣旨の発言をした。

現在の立場から見て意外な気がしたが正論だろう。

現在男系にこだわる人がどのくらい記紀や続日本紀を読んでいるのか疑問と思う。

無荒老が調べた限りでは女系優先の皇位継承が３カ所あった。興味のある方は自分でお調べ下さい。いずれの場合も女帝または皇后が自分の子孫を優先して皇位に就けるために他の皇族を排除している。

又殆ど議論されていないが５世王の原則がある。天皇になれるのは天皇から５代目までと言うのだ。６代目以降は皇族扱いをされていなかった。旧皇族の復帰論者は此を見落としてはいないか。此は平安初期までうるさく言われたようだ。伏見宮系統等がこの例外として皇族になっているが天皇となる権利が残っていたのか詳細は調べていない。光格天皇践祚の場合は幼児であるが５世以内の近縁の光格天皇が即位している。