スエーデン首相の苦悩2023/01/25 15:33

スエーデンの極右政治家がこの時期にコーランを燃やすという行動をした。当然イスラム教国家のトルコが大反発だ。

現在スエーデンはNATO加盟申請中だが加盟には全構成国の同意が必要であり既にトルコが加盟している。従ってこの行動はスエーデンのNATO加盟の障害となった。

この極右政治家は「信教の自由」が分かっていない。信教の自由には他人の信仰に対する敬意も含まれると考えるべきだ。コーランを燃やせばイスラム教徒の反感を招くのは当然でありそれは社会の安定にとりよくないことなのだ。

スエーデン首相はこのような行動の自制を求めている。それは国の安全という面を強調してのことだ。しかしそれに信仰の自由という点を加味して説明する必要はなかろうか。

現代社会にではコーランを焼くというような愚挙は百害あって一利なしだ。