東電パニック状態-4/1-線量計について2011/04/01 18:33

今日も東電がパニック状態である事を示す報道があった。それは作業の安全を司る線量計関係である。

報道された内容は馬鹿馬鹿しくてここに再掲する気にもなれない。要するに基本に添った行動が出来ないほど混乱しているのだ。

1.震災後全てのものに対して異常の有無をしらべるべきである。 当然その中には備品である線量計の状態も含まれる。

2.稼働できる線量計と予想される必要量に差がないか調査すべきである。ここでこのような不測の事態に対してどれだけ不足しているかが分かる。

3.不足分の補充に関して速やかに行動すべきである。 A.メーカーに在庫があれば購入の手配をすべきである。 B.企業内で融通できないか調べる。つまり刈羽から融通できないかという事だ。 C.同業者から融通してもらえないか。つまり他の電力会社に余裕はないか確かめる事だ。 D.故障したものはどのくらい修理可能か把握する事だ。福島で早急に修理できれば行動すべきである。 E.海外からも入手できないか検討する事だ。 F.自衛隊などから融通できないか調査する事だ。

こういった事をするのが現場の安全管理の常識と思う。ところがそれは何一つなされなかった。

無荒老は福島ではパニック状態となりこのような「当たり前」の判断すら出来なかったと見る。

東電関係者かパニックから脱しない限り解決は前進しないのではないか。

東電パニック状態-4/2-コンクリート破損2011/04/02 18:26

今度はピットから水が直接海へ流出している事が判明した。これもパニックの一つの表れではないか。

とにかく津波に襲われただけで平常心を失ったとしか考えられない。コンクリートは壊れないとでも思っていたのだろうか。

即ち敷地内に異常がないかを点検するという基本的な事に考えがおよぽなかったのである。地震があればコンクリートなどは大丈夫か点検すべきなのである。どうもやった形跡が見つからない。トレンチにも瓦礫があったのだ。

今回の震災で言えば、重点は勿論核施設である。ここの被害を調べるのは最重要課題である。ところがそれ以外を放置してはいけないのである。

無荒老はこれに近い事態の際、有能な部下に施設内の全設備の点検を命じたという記憶がある。つまり主要設備の処置の間に別の箇所で問題が発生するのを恐れたからである。

福島第一ではこの外にも瓦礫の存在を問題が差し迫った時点まで見逃した様な事例がある。また、津波が去った後海水が残留していないかをチェックしなかった様に思えるフシがある。

とにかく一度の津波でパニックとなり、常識的な行動が取れていないと見るべきではないか。とにかく落ち着け!

今日は花見-ボランティア活動の一環として-自粛要請とは何か2011/04/03 18:47

ボランティア活動の一環としてがん患者支援団体の主催する花見に参加した。

これはいわゆる「自粛活動」から制約を受ける筋合いはないと思う。石原さんどう思いますか。なんでも自粛させますか。

今回の災害に関して自粛すべきものと自粛してはいけないものがあると思う。

無荒老は自粛すべきではない行事に参加したと思っている。

東電パニック状態-4/4-水を考えて行動しろ!2011/04/04 19:09

今回の高放射線濃度汚染水の件もまたパニック状態を示す何者でもない。

水を原子炉に注いだ時、その水が最終的にどうなるかは放水が決まったら直ぐに対策立てるのが常識だろう。

ピットから高放射能の水が流れた時、どのくらいの量が放出されているか公表し対策立てるのが常識だろう。

水が海に放出されるのを止めるよりも汚染された水を海に出ない様にする工夫をするのが常識だろう。ピットから出るのを止める事はピットが直ぐに満杯となる事を保証するのではないか。

水のコントロールは意外と難しいのだ。歴史上治水に成功した名君の事績には事欠かないのだ。それを考えた冷静な対応が必要なのだ。

パニック状態で水の事にまで知恵が回らなかったか。

東電パニック状態-4/5-2つの汚染水について2011/04/05 18:42

現在2号機からの高濃度汚染水とこれとは別系統の低濃度汚染水の2つが海に流れ出ている。

これをもっと冷静に判断して欲しい。

とにかく原子炉に注いだ水はその大半がいずれ原子炉外へ流れるものであるのだ。との流れが今は低レベルと高レベルの2つの経路で問題となっているのだ。

無荒老が危惧するのは次の点である。

低レベルの水-なし崩しにレベルが高くならないか

高レベルの水-流出を止めればどんどん溜まるのではないか。

色々対策を考えている様だが、どうもメリットデメリットを双方から検討した様に思えない。行き当たりばったりで対策を出している様にも思える。

もうちょっと幅広く対策を考える必要がある。とにかく落ち着け!