オスプレイ事故-労働安全の見方で考えると2012/07/21 18:47

労働安全によく使われる法則に「ハインリッヒの法則」がある。これは重大事故1件当たり29件の事故が発生し、300件の事故に至らなかった危険状態がある。というものである。この法則の活用法は事故に至らなかった危険状態をくまなく取り上げて対策を打てば、重大事故の発生が防止できるというものである。

今回オスプレイの事故に関するデータが米国から公表されたが、Aクラスの重大事故とB,Cクラスの事故の合計の比率がこのハインリッヒの法則に近いことに気付いた。

このデータから見るとオスプレイはこの調査期間に600件に及ぶ事故に至らなかった異常があったことになる。これは3日にあげずという数値であろう。これを一々対応することで事故は防げるのではないか。

米軍がこのような観点からオスプレイ運行に関してソフト、ハード両面から対策を採り続けているか疑問である。