青色LED-「雑草」から出たノーベル賞2014/10/08 16:31

今年のノーベル物理学賞は日本に生まれた3氏となった。快挙である。お三方におめでとうをいいたい。

特に中村教授に注目したい。

教授の生まれはなんと漁村なのだ。卒業した中小学校は公立である。

そして愛媛県立大洲高校を卒業する。大洲市は6万石の城下町であり、決して大都会ではない。古い話だが昭和41年の「おはなはん」の舞台といえば高齢者の方は思い出すかもしれない。

大学は徳島大学である。これも「地方大学」の一つなのだ。そして就職した日亜化学はローカルな中小企業だったのだ。

この会社社長の先見の明で中村教授が研究し開発したのが青色LEDである。

これから見ると「雑草」のようにしてノーベル賞になる発明がなされたのだ。

日本は技術の裾野が広いことを実感する。何も有名大学、有名企業でなくとも新技術の種を作り育てることは可能なのではないか。