無荒老人の放言録

タリバンがパキスタンの一部に進出してきている。ところがパキスタンでは国論が真っ二つにわれ抗争を繰り返している。

タリバン（アルカイダ）の進出を考えてみるとき、国内で混乱が起こっているところには進出しやすいように見られる。アフガンなどはその最たるものである。

パキスタンには支援策として５０億ドルもの支援が供与されることになっている。無荒老はこれが回り回ってタリバンの手に渡ることを憂慮するものである。国内に混乱があればその可能性は大ではないか。

中国の古い詩集「詩経」の中に「兄弟が仲が悪く喧嘩ばかりしていても、家の一大事の時には協力して立ち向かう」と言うことが謳われている。パキスタンの両派閥も今この古い格言にしたがって手を取り合ってタリバン対策を立てるべきではなかろうか。

パキスタンの両派閥にこのような事態を認識させることもと支援の一環として考えるべきではないのか。