米中関税戦争-該当するもの、例外のもの2018/07/07 15:10

とうとう米中関税戦争が始まった。今のところお互いに意地の張り合いに見える。

ところが鉄鋼・アルミの場合のように例外扱いが出そうだ。

また、中国もEUの例に倣って特定商品の狙い打をするかも知れない。

アメリカ企業にとっては関税を掛けられると困るアメリカで作っていないものがある。鉄鋼・アルミの場合は後から制裁の対象から外した。

どうやら一律に関税を掛けるのではなく選別することになりそうだ。

アメリカの場合、ユーザー企業に働きかけて対象外とする道がありそうだ。

関税を掛けられる対象は政治的な面が大きく作用するとみるべきだ。関税の対象選定は国内要因に左右されよう。

そもそもアメリカの貿易赤字はアメリカ企業が長期にわたり競争力を落としてきたのに基づく。性急に関税などの手段で赤字を減らすのはそもそも無理なのだ。何年も掛けて赤字解消を図らぬとアメリカの赤字はなくならない。