トリチウム水処分 ― 2021/04/09 15:38
福島原発事故で発生しているトリチウム水の処分は海洋放出という。
ただ説明はとかく定性的に過ぎる。
これでは納得させるのは難しいと思う。
トリチウムは宇宙線由来で天然に存在するものだ。水の形で存在するので自然界の放射能の一部を形成している。
福島の場合、燃料ジブリから出る中性子と冷却水との核反応で生成する。
当面一定量が出来るはずだ。この量は過去のデータから推定可能だろう。
さらにトリチウムが生体内で濃縮される傾向は過去のデータを解析すれば分かるはずだ。
これからまた何倍の希釈をすれば海産物において自然界と差が少なくなるかは計算可能だろう。希釈用にどのくらいの水が必要かも分かる。
これらのことを含めて定量的に説明すれば風評被害にも対応しやすいのだ。
数字を上げてわかりやすく説明することが重要ではなかろうか。
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